2026.02.27

腰痛・坐骨神経痛は長引く?整骨院だからできる「痛みの根っこ」へのアプローチ

湿布を貼っても、痛み止めを飲んでもなかなか良くならない腰の痛み

腰痛の女性

「朝、起き上がるときに腰が重くてつらい」 「座っていると、お尻から足にかけてジンジンしびれてくる」 「整形外科でレントゲンを撮ったけど、骨には異常ありませんと言われた」

こんな経験、ありませんか?

湿布を貼って、痛み止めを飲んで、なんとかやり過ごす。でも、また翌朝になると同じ痛みが戻ってくる。その繰り返しに「もうこれは仕方ないのかな…」と、どこか諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。

木更津市で森のくま整骨院を営んでいる僕としてとして、10年間で8000人以上の方を診てきた中で、まさにこうした「長引く腰痛」や「しつこい坐骨神経痛」に悩んで来院される方が本当に多いんです。

そして、その多くの方が最初にこうおっしゃいます。

「整骨院で腰痛が良くなるんですか?」

今回は、そんな素朴な疑問にお答えしながら、整骨院だからこそできる腰痛・坐骨神経痛へのアプローチについて、お話ししていきますね。

「骨に異常なし」なのに、なぜ痛いのか

整形外科でレントゲンやMRIを撮って、「特に異常はありません」「様子を見ましょう」と言われた経験がある方は少なくないと思います。

もちろん、骨折や重大な病気がないことがわかるのは安心材料ですよね。でも、痛みは確かにある。それなのに「異常なし」と言われると、どうしたらいいのか途方に暮れてしまいますよね。

実は、腰痛の約85%は「非特異的腰痛」と呼ばれるもので、画像検査では原因を特定しにくいと言われています。つまり、レントゲンには映らない「筋肉の緊張」「筋膜の癒着」「関節の動きの悪さ」「姿勢のクセ」といったものが、痛みの正体であることが非常に多いのです。

坐骨神経痛も同じです。坐骨神経痛とは、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて走る坐骨神経が刺激されて起こる痛みやしびれの総称ですが、その原因は椎間板ヘルニアだけではありません。

  • お尻の深い筋肉(梨状筋)が硬くなって神経を圧迫する梨状筋症候群
  • 骨盤の傾きや姿勢の崩れによる慢性的な神経への圧迫
  • 腰まわりの筋肉のバランスが崩れて起こる筋・筋膜性の痛み

こうした原因は、画像検査だけでは見つかりにくい。だからこそ、からだを実際に触って、動きを見て、生活背景を聞いて、総合的に原因を探る——そういうアプローチが必要になるんです。

整骨院だからこそできる3つのこと

チェックリストの画像

「整骨院と整形外科、何が違うの?」「マッサージ屋さんとは違うの?」

こうした疑問を持つ方も多いと思いますので、整骨院、特に森のくま整骨院だからこそできることを、3つお話しさせてください。

① からだ全体を「つながり」で見る

整形外科では、「腰が痛い」と伝えれば腰のレントゲンを撮ります。もちろん、それは大切な検査です。

でも、腰痛の原因が「腰そのもの」にあるとは限らないんですよね。

当院では、まず丁寧にお話を聞かせていただいた上で、腰だけでなく足元・骨盤・背骨・肩・首まで、からだ全体のバランスを確認していきます。

例えば、右側の腰に痛みがある方の足元を見ると、右足のアーチが崩れていて重心が内側に偏っているということは珍しくありません。

足のアーチの崩れ → 膝の内側へのねじれ → 骨盤の傾き → 腰への偏った負担 → 坐骨神経の圧迫

こんなふうに、痛みの出ている場所から離れたところに「根っこ」があることが、とても多いんです。

② 生活背景を理解した上で「あなたに合った整え方」を提案する

マッサージ店では「気持ちいい」は得られるかもしれませんが、「なぜ痛くなったのか」までは掘り下げにくいですよね。

当院では、いきなりベッドに寝ていただくことはしません。まず、しっかりとヒアリングをさせていただきます。

  • 今の痛みはいつ頃から?
  • お仕事はデスクワーク?立ち仕事?
  • 家での役割は?家事、育児、ご家族の介護は?
  • 普段どんな靴を履いている?
  • これまでどんなケアを試してきた?

こうした「生活ごと」を理解するからこそ、一人ひとりに合った「無理のない整え方」を一緒に考えることができるんです。

木更津・君津・富津エリアで暮らす方は、車移動が多かったり、立ち仕事をされていたりと、生活環境もさまざまです。その方の日常に合ったケアでなければ、続けることが難しいですからね。

③ 施術だけで終わらない「24時間のサポート」

整形外科でもらう湿布や痛み止めは、つらい症状を和らげてくれます。でも、薬の効果が切れれば、また痛みは戻ってきますよね。

整骨院での施術も同じで、月に数回の施術だけで全てが解決するわけではありません。大切なのは、施術で整えたからだのバランスを、日常生活の中でもキープすることです。

ここが、森のくま整骨院の大きな特徴です。

当院では、医療用矯正インソールの作製を行っています。一人ひとりの足のサイズを正確に測定し、アーチの状態をチェックした上で、オーダーメイドのインソールをお作りします。

普段の靴に入れるだけで、

  • 足元が安定し、立ち方・歩き方が整う
  • 骨盤の傾きが改善され、腰への偏った負担が減る
  • 施術で整えた姿勢が崩れにくくなる

つまり、施術の効果を「仕事中も、家事中も、歩いているときも」持ち帰れるということです。来院時だけでなく、24時間あなたのからだを支えるサポートができる——これは当院が大切にしているアプローチの一つです。

腰痛・坐骨神経痛と「足」の深い関係

足の画像

「腰が痛いのに、なぜ足の話?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。ここで、少し体のメカニズムについてお話しさせてください。

人間のからだは、足元を土台にして積み上がっている構造です。建物に例えると、足は「基礎」、骨盤は「1階の床」、背骨は「柱」です。

基礎が傾いていたら、床も柱もまっすぐにはなりませんよね。それと同じことが、私たちのからだでも起こっています。

足の歪みから腰痛・坐骨神経痛が生まれるまで

  1. 足のアーチが崩れる(扁平足、外反母趾、靴のサイズ違いなど)
  2. 足が内側に倒れ込みやすくなる(過回内)
  3. 膝や股関節にねじれが生まれる
  4. 骨盤が前後左右に傾く
  5. 腰椎(腰の背骨)に偏った圧力がかかる
  6. 腰まわりの筋肉が過緊張を起こす
  7. 坐骨神経が圧迫され、痛みやしびれが発生する

この連鎖の「入口」が足元にあるからこそ、足から整えることで、腰痛や坐骨神経痛の根本的な改善につながる可能性があるんです。

姿勢の崩れは、自律神経にも影響する

自律神経が乱れた女性

もう一つ、知っておいていただきたいことがあります。

長引く腰痛や坐骨神経痛は、自律神経のバランスにも影響を及ぼします。

痛みがあると、からだは無意識に力が入り、交感神経(緊張モード)が優位になりやすくなります。すると、

  • 筋肉がさらにこわばり、痛みが増す
  • 血流が悪くなり、回復が遅れる
  • 眠りが浅くなり、疲れが取れにくい
  • イライラしやすくなったり、気持ちが落ち込みやすくなる

「腰が痛くて、最近よく眠れないんです」 「坐骨神経痛がひどくて、何をするのもおっくうで…」

こうした声をよく耳にしますが、それは気のせいではなく、痛み → 自律神経の乱れ → 回復力の低下 → さらなる痛みという悪循環が起きているサインなんです。

だからこそ、痛みの原因に対処するだけでなく、からだがリラックスできる状態をつくることも、同じくらい大切です。

当院の施術は「強く押さない、優しい整体」です。筋肉や関節の状態に合わせて、やさしくじっくりとバランスを整えていきます。「施術中に寝てしまった」とおっしゃる方も多いんですよ。

それは、からだが安心して力を抜けている証拠。その「ほっとできる時間」が、自律神経のバランスを取り戻す助けにもなっているんです。

放っておくと、どうなる?

肩こりで辛い女性

「まだ我慢できるから」「いつか治るだろう」——そう思って放置している方にこそ、お伝えしたいことがあります。

腰痛や坐骨神経痛を長期間放っておくと、

  • 痛みが慢性化し、ちょっとした動作でも痛みが出るようになる
  • かばう姿勢が定着し、膝・股関節・肩など他の部分にも痛みが広がる
  • 足のしびれが常態化し、歩行に支障が出る
  • 痛みによるストレスで自律神経が乱れ、睡眠や気分にまで影響する
  • からだを動かすのが怖くなり、筋力が低下してさらに悪化する

「痛みが軽いうち」に対処するのと、「痛みが慢性化してから」対処するのでは、改善にかかる時間も大きく変わってきます。

「これくらいで行ってもいいのかな…」と思っているくらいのタイミングが、実はベストなんですよ。

今日からできるセルフケア3選

まずは、日常生活の中で少しずつ取り入れてみてください。痛みが強い場合は無理をせず、痛みが落ち着いているときに行ってくださいね。

① 腰・お尻のやさしいストレッチ

坐骨神経痛の原因になりやすい梨状筋と、腰まわりの筋肉をゆるめるストレッチです。

やり方

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てます
  2. 右足首を左膝の上に乗せます(数字の「4」のような形)
  3. 左膝を両手で抱え、胸のほうにゆっくり引き寄せます
  4. 右のお尻が「じわーっ」と伸びるのを感じながら、20〜30秒キープ
  5. ゆっくり戻して、反対側も同様に行います

ポイント

  • お風呂上がりの筋肉があたたまっているタイミングが効果的です。
  • 痛みが強い場合は引き寄せる角度を浅くしてください。
  • 呼吸を止めずに、ゆっくり吐きながら伸ばしていきましょう。

 

② 「立ち姿勢チェック」で腰への負担を減らす(日常の意識)

普段の立ち方を少し意識するだけで、腰への負担は変わります。

チェックポイント

  • 両足に均等に体重がかかっていますか?(片足重心になっていませんか?)
  • お腹にほんの少し力を入れて、骨盤を「まっすぐ」にしていますか?
  • 肩の力は抜けていますか?
  • あごを軽く引いて、頭のてっぺんが天井に引っ張られるイメージで立てていますか?

ポイント

  • 常に意識し続ける必要はありません。1日に何度か「あ、今どうなってるかな?」とチェックする習慣をつけるだけでOKです。
  • 壁に背中をつけて立ってみると、自分の姿勢のクセに気づきやすくなりますよ。

 

③ 足指じゃんけんで土台を活性化する

足の機能を回復させることが、腰痛・坐骨神経痛の根本改善の第一歩です。

やり方

  1. 裸足になって、イスに座ります
  2. 足の指で「グー」(ぎゅっと曲げる)→ 5秒キープ
  3. 「チョキ」(親指だけ上げる)→ 5秒キープ
  4. 「パー」(全部の指を開く)→ 5秒キープ
  5. これを5〜10回繰り返します

ポイント

  • 最初はうまくできなくても全く問題ありません。続けるうちに足の筋肉が目覚めてきます。
  • テレビを見ながら、仕事の休憩中に、寝る前に——気軽に取り入れてみてください。
  • 足指が動かせるようになると、足のアーチが安定し、全身のバランスが変わり始めます。

【まとめ】「なんとなく続く痛み」に、ちゃんと向き合うということ

腰痛や坐骨神経痛は、「命に関わる病気」ではないかもしれません。でも、毎日の生活の質を大きく左右する、とてもつらい症状です。

湿布を貼って、痛み止めを飲んで、「なんとかやり過ごす」日々。そこから一歩踏み出して、「なぜ痛むのか」という根っこに向き合うこと。それが、痛みから解放される本当のスタートラインです。

整骨院は、その「根っこ」を一緒に探して、一緒に整えていく場所です。

特に当院では、足元からからだ全体のバランスを見直し、施術だけでなく日常生活の中でも改善が続く仕組みをつくっていきます。セルフケアも大切ですが、自分では気づけない「からだのクセ」や「足元の崩れ」は、やはり専門家の目で見てもらうことが近道だと思います。

院長からのひとこと

足から全身を整える

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

腰痛や坐骨神経痛で毎日がんばっているあなたに、伝えたいことがあります。

痛みを我慢し続けることは、「頑張っている」のとは少し違います。

からだが出しているSOSに気づいてあげること、そしてプロの力を借りてケアすること。それも、大切な「自分を大事にする行動」です。

「もっと早く来ればよかった」

当院に来てくださった方から、よくいただく言葉です。

あなたがもし「そろそろちゃんとケアしようかな」と少しでも思っているなら、それは体が変わり始めるベストなタイミングかもしれません。

木更津市・君津・富津エリアで腰痛や坐骨神経痛にお悩みの方は、ぜひ一度、森のくま整骨院にご相談ください。

あなたのからだの「今の状態」を一緒に確認して、「これからどうしていくか」を一緒に考えましょう。

お会いできる日を、楽しみにしています。

森のくま整骨院 院長 〒292-0827 千葉県木更津市港南台2-12-3 猪テナントA 完全予約制|ご予約・ご相談は公式LINEから 営業時間:午前10:00-12:00 / 午後14:00-19:00 定休日:水曜日午後・土曜日 Instagram: @morinokuma_kisarazu

割引のお知らせ
2026.02.26

椎間板ヘルニアと言われたけど手術はイヤ!姿勢と足元から考える負担の減らし方

「ヘルニアですね」その一言で、頭が真っ白になった方へ

腰を痛めている人の画像
腰の痛みが気になって整形外科を受診したら、
MRIの画像を見ながら先生にこう言われた。

 

「椎間板ヘルニアですね」

 

その瞬間、頭の中にいろんな不安がよぎったのではないでしょうか。

 

「手術しないといけないの?」
「もう重いものは持てないの?」
「この痛みやシビレは、一生つきあっていくしかないの?」

 

こうした不安を抱えて森のくま整骨院に来られる方は少なくありません。

 

先にお伝えしたいことがあります。
椎間板ヘルニアと診断されたすべての方が、手術を必要とするわけではありません。

 

実は、椎間板ヘルニアの多くは、
姿勢の改善や日常生活の見直し、適切なからだのケアによって症状が和らいでいく
ことが分かっています。

 

今回は、椎間板ヘルニアとはそもそもどういう状態なのか、
そしてなぜ「足元」と「姿勢」を整えることが、椎間板への負担を減らすカギになるのかを、
できるだけ分かりやすくお話ししていきますね。

 

 

そもそも「椎間板ヘルニア」って、どういう状態?

ヘルニアの画像
まず、「椎間板ヘルニア」という言葉を整理しましょう。

椎間板とは

 

背骨(脊椎)は、椎骨という骨が積み木のように24個並んでできています。
そして、骨と骨のあいだには、椎間板というクッションが挟まっています。

 

この椎間板は、中心にやわらかいゼリー状の組織(髄核)があり、
そのまわりを丈夫な繊維の輪(線維輪)が包んでいる構造です。

 

よく例えられるのが、「あんぱん」のイメージ。
パン生地(線維輪)の中に、あんこ(髄核)が入っている状態です。

 

ヘルニアとは

 

「ヘルニア」とは、ラテン語で「飛び出す」という意味。

 

つまり椎間板ヘルニアとは、
クッション(椎間板)の中身(髄核)が、外に飛び出してしまった状態のことです。

 

あんぱんを強く押したら、あんこがはみ出してしまった
そんなイメージですね。

 

なぜ痛みやシビレが出るのか

 

飛び出した髄核が、背骨のすぐ近くを通っている神経を圧迫すると、

 

  • 腰の強い痛み
  • お尻から太もも、ふくらはぎへのシビレや痛み(坐骨神経痛)
  • 足に力が入りにくい
  • 長く座っていると症状が悪化する

 

といった症状が現れます。

 

特に腰椎(腰の部分の背骨)の4番目と5番目のあいだで起こることが最も多く、
座り仕事が多い30〜50代の方に多いのが特徴です。

 

 

「椎間板ヘルニア=すぐ手術」ではない

病院の画像
「ヘルニア」と聞くと、「手術しかない」と思ってしまう方が多いのですが、
実はそうとは限りません。

 

研究によると、椎間板ヘルニアの約70〜80%は、
手術をしなくても、数ヶ月〜半年程度で症状が改善すると言われています。

 

飛び出した髄核は、からだの免疫の働きによって少しずつ吸収されたり、
小さくなったりすることがあるのです。

 

ただし、ここで大事なのは、
「何もしなくても治る」という意味ではないということ。

 

症状が改善していくためには、
椎間板にかかっている過度な負担を減らし、からだが回復しやすい環境をつくってあげること
が欠かせません。

 

そのカギとなるのが、「姿勢」と「足元」なのです。

 

 

なぜ椎間板に「過度な負担」がかかるのか?

椎間板は、日常生活の中で常に圧力を受けています。
でも、その圧力の大きさは姿勢によって驚くほど変わることをご存じでしょうか。

 

姿勢と椎間板への圧力

 

立っているときの腰の椎間板への圧力を「1」とした場合、

 

姿勢 椎間板への圧力(目安)
仰向けで寝ている→約0.25(最も少ない)
まっすぐ立っている→1.0
椅子に正しく座っている→約1.4
前かがみで座っている→約1.8
前かがみで重いものを持つ→約2.2以上

 

注目していただきたいのは、
「前かがみ(猫背)で座っている」だけで、立っているときの約1.8倍の圧力がかかっている
という点です。

 

デスクワークで猫背になっている時間が長い方、
スマホを見るときにうつむきがちな方は、
毎日何時間も、椎間板に大きな圧力をかけ続けていることになります。

 

「猫背になりやすいかどうか」は、足元で決まることが多い

 

ここが、森のくま整骨院が特に大切にしている視点です。

 

多くの方は「猫背は意識の問題」だと思っています。
「背筋を伸ばさなきゃ」と思っても、気づくとまた丸くなっている。

 

それは意志が弱いからではなく、
そもそも足元から姿勢が崩れていて、「まっすぐ座ること自体が難しいからだの状態」になっている
可能性があるのです。

 

 

足の歪みが椎間板ヘルニアにつながるメカニズム

では、足元の崩れが、どのようにして椎間板に負担をかけるのでしょうか。
順を追って見ていきましょう。

 

ステップ① 足のアーチが崩れる

 

扁平足や外反母趾がある方、
あるいは足のサイズに合っていない靴を履いている方は、
足のアーチ(土踏まず)が正しく機能していない状態になっています。

 

ステップ② 立ち方・歩き方が崩れる

 

足のアーチがつぶれると、

 

  • 足が内側に倒れ込みやすくなる(過回内)
  • 膝が内側にねじれやすくなる
  • お尻の筋肉(殿筋)がうまく使えなくなる

 

ステップ③ 骨盤が傾き、腰の反りが強くなる

 

お尻の筋肉がうまく使えないと、骨盤が前に傾きやすくなります。
すると、腰椎の前弯(腰の反り)が過剰になり、
椎間板の後方に圧力が集中しやすくなります。

 

実は、椎間板ヘルニアは椎間板の「後方」や「後外側」から
髄核が飛び出すケースがほとんどです。
腰の反りが強い姿勢は、まさにこの「後方への圧力」を強めてしまうのです。

 

ステップ④ 猫背と反り腰の「合わせ技」

 

骨盤が前傾して腰が反ると、バランスを取るために背中は丸まりやすくなります。
いわゆる「反り腰+猫背」のセット姿勢です。

 

この姿勢になると、

 

  • 座っているときは猫背で椎間板の前方に圧力がかかり、
  • 立っているときは反り腰で椎間板の後方に圧力がかかり、

 

一日中、椎間板が「前からも後ろからも」圧迫され続けることになります。

 

つまり

 

足の歪み → 骨盤の傾き → 姿勢の崩れ → 椎間板への偏った圧力 → ヘルニアのリスク増大

 

という連鎖が、足元から始まっているのです。

 

 

自律神経の乱れも、回復を遅らせる要因に

 

もう一つ、見逃せない要因があります。
それが自律神経の乱れです。

 

椎間板ヘルニアの痛みやシビレが続くと、
からだは常に「痛い、つらい」という緊張状態に置かれます。

 

すると、

 

  • 交感神経(緊張モード)が優位になりっぱなしになる
  • 筋肉がこわばり、血流が悪くなる
  • 睡眠の質が下がり、からだの回復力が落ちる
  • 回復が遅いから痛みが長引き、さらに緊張する

 

という「痛みと緊張の悪循環」に陥りやすくなります。

 

椎間板ヘルニアは、からだの免疫の働きで改善していく可能性があるとお話ししましたが、
その回復力を発揮するためには、からだがリラックスして、しっかり休める環境が不可欠です。

 

自律神経のバランスを整えることは、
からだ自身の「治る力」を最大限に引き出すことにつながるのです。

 

 

放っておくと、どうなる?

 

椎間板ヘルニアの症状を我慢し続けていると、

 

  • 痛みをかばう姿勢が定着し、他の場所にも痛みが広がる**(膝、股関節、反対側の腰など)
  • 足のシビレや筋力低下が進み、歩きにくくなる**
  • 痛みによるストレスで、気持ちが落ち込みやすくなる**
  • 動くのが怖くなり、活動量が減って筋力がさらに低下する**

 

特に注意が必要なのは、排尿・排便のコントロールが難しくなった場合や、
足に強いマヒが出てきた場合です。
こうした症状があるときは、すぐに医療機関を受診してください。

 

逆に、「痛みはあるけど日常生活は何とかできている」という段階であれば、
今のうちに椎間板への負担を減らし、からだの回復環境を整えることが、
将来の悪化を防ぐ大きな一歩になります。

 

 

今日からできるセルフケア3選

 

椎間板への負担を減らし、からだの回復力を助けるセルフケアを3つご紹介します。
激しい痛みがあるときは無理をせず、痛みが落ち着いている時期に取り入れてみてくださいね。

 

 

① 「ひざ抱えストレッチ」で腰まわりの緊張をやさしくほぐす

 

やり方

 

1. 仰向けに寝て、両膝を軽く立てます
2. 片方の膝を両手で抱え、胸のほうにゆっくり引き寄せます
3. 腰の後ろ側が「じわーっ」と伸びるのを感じながら、15〜20秒キープ
4. ゆっくり元に戻し、反対側も同じように行います
5. 左右各2〜3回繰り返します

 

ポイント

 

  • 腰椎まわりの筋肉の緊張をやさしくゆるめ、椎間板への圧力を軽減します。
  • 引き寄せるときに痛みが出たら、無理をせずにそこで止めてください。
  • 朝起きたとき、寝る前のベッドの上で行うのがおすすめです。

 

 

② 「骨盤ゆらゆら体操」で骨盤の傾きをリセットする

 

やり方

 

1. 仰向けに寝て、両膝を立てます(足裏は床につけたまま)
2. 息を吸いながら、腰を軽く反らせます(おへそを天井に向けるイメージ)
3. 息を吐きながら、腰を床に押しつけるように丸めます(おへそを背中に近づけるイメージ)
4. この「反る→丸める」をゆっくり10回繰り返します

 

ポイント

 

  • 骨盤を前後にゆっくり動かすことで、**腰椎まわりの筋肉がほぐれ、骨盤の位置がリセット**されやすくなります。
  • 大きく動かす必要はありません。小さな動きで十分です。
  • 「気持ちいいな」と感じるペースで、からだと対話するように行ってみてください。

 

 

③ 「足指グーパー+深呼吸」で足元と自律神経を同時に整える(所要時間:3分)

 

やり方

 

1. 椅子に座るか、ベッドに腰かけて、足の裏を床につけます
2. 鼻から4秒かけて息を吸いながら、足の指をギューッと「グー」にします
3. 口から6秒かけて息を吐きながら、足の指をパッと「パー」に開きます
4. この「吸ってグー、吐いてパー」を10回繰り返します

 

ポイント

 

  • 足のアーチを支える筋肉を活性化しながら、深呼吸で副交感神経を優位にします。
  • 「足元を整える」と「自律神経を整える」を同時にできる、当院おすすめのセルフケアです。
  • テレビを見ながら、仕事の休憩時間に、寝る前に——いつでも気軽にどうぞ。

 

椎間板ヘルニアは「腰だけ」を見ていても変わりにくい

 

ここまでお読みいただいて、
「ヘルニアなのに、足元?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも、椎間板ヘルニアの方の多くは、
椎間板に負担がかかり続ける「姿勢のクセ」や「足元の崩れ」を抱えています。

 

腰に電気を当てて、湿布を貼って
もちろんそれも一時的には楽になります。

 

でも、「なぜ椎間板に負担がかかったのか」という根本の部分が変わらなければ、
症状は繰り返しやすくなってしまいます。

 

だからこそ、足元から姿勢を整え、椎間板への偏った圧力を減らし、
自律神経のバランスを取り戻して、からだ自身の回復力を引き出す
そういうアプローチが大切だと、私は考えています。

 

森のくま整骨院でできること

施術風景
森のくま整骨院では、椎間板ヘルニアと診断された方に対しても、
「腰だけ」ではなく「足元から全身」を見るアプローチで向き合っています。

 

1. 丁寧なヒアリング
いつから痛いのか、どんな姿勢でつらくなるのか、お仕事や家事の内容、睡眠の状態まで、「生活ごと」お聞きします。ヘルニアの症状は人それぞれ違いますので、あなたの状態に合ったケアプランを一緒に考えます。

 

2. 足のサイズ測定・アーチの状態チェック
正確な足のサイズを測定し、扁平足や外反母趾の有無、アーチの状態を確認します。椎間板への負担につながる足元の崩れがないかを見ていきます。

 

3. 強く押さない、やさしい施術
ヘルニアの症状がある方に、強い力での施術は行いません。筋肉や関節の状態に合わせて、やさしくじっくりと、全身のバランスを整えていきます。「力を抜いてからだを預けられる」と感じていただける施術を心がけています。

 

4. 医療用矯正インソールの作製
一人ひとりの足に合わせた医療用矯正インソールを作製・調整します。普段の靴に入れるだけで、立っているとき・歩いているときの足元が安定し、骨盤の位置が整い、腰椎への偏った負担が軽減されます。施術の効果を、24時間の日常生活に持ち帰れるのが大きな特徴です。

 

 

院長からのひとこと

足から全身を整える
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

 

「椎間板ヘルニア」と診断されると、
どうしても不安な気持ちが先に立ってしまいますよね。

 

「もう元の生活には戻れないのかな」
「この痛みとずっと付き合っていくしかないのかな」

 

そんなふうに思われている方に、伝えたいことがあります。

 

からだには、自分で治ろうとする力があります。

 

その力を邪魔しているのが、
足元の崩れ、姿勢のクセ、自律神経の乱れ、日々の生活の中に潜む「小さな負担の積み重ね」です。

 

一つひとつは小さなことでも、それを整えていくことで、
からだの回復力は、少しずつ、でも確実に取り戻されていきます。

 

10年間、8000人以上の患者さんと向き合ってきた中で、
「あのとき早めにからだを整え始めて良かった」
と言ってくださる方を、たくさん見てきました。

 

一人で抱え込まなくて大丈夫です。
まずは、あなたのからだの「今の状態」を、一緒に見てみませんか?

 

木更津市・君津・富津で、
痛みや不安を抱えながらも毎日をがんばっているあなたへ。

 

森のくま整骨院は、あなたのからだが「治ろうとする力」を、
足元から、そしてすぐそばから、支えていきたいと思っています。

 

お気軽にご相談くださいね。
お会いできる日を、楽しみにしています。

 

森のくま整骨院 院長
〒292-0827 千葉県木更津市港南台2-12-3 猪テナントA
完全予約制|ご予約・ご相談は公式LINEから
Instagram: @morinokuma_kisarazu

 

 

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