2026.02.20
「まだ大丈夫」が一番危ない?自律神経とからだのメンテナンスが必要な本当の理由
「特別どこかが痛いわけじゃないけど、なんだかずっと調子が悪い」

朝、目覚ましで起きたのに、からだがスッキリしない。
仕事中、なぜか集中力が続かない。
夜、疲れているはずなのに、布団に入ってもすぐに眠れない。
病院に行くほどではない。
でも、「元気か?」と聞かれたら、素直に「元気です」とは言えない。
こんなお声をよくいただきます。
「体がだるくて、休みの日はゴロゴロして終わっちゃう」
「前はもっと動けたのに、最近は何をするにもおっくう」
「肩こりや腰痛というよりは、なんとなく全体的に重い感じ」
こういった「なんとなく不調」の裏に隠れていることが多いのが、
自律神経の乱れです。
そして、この自律神経の乱れを防ぎ、からだを健やかに保つカギになるのが、
「壊れてから治す」のではなく、「壊れる前に整える」——からだのメンテナンスという考え方です。
今回は、なぜ自律神経にとってメンテナンスが大切なのか、
そして「忙しい毎日の中で、どうやってからだを整えていけばいいのか」について、
森のくま整骨院の院長として、できるだけ分かりやすくお話ししていきますね。
そもそも「自律神経」って何をしてくれているの?

まず、自律神経について、あらためて整理してみましょう。
自律神経とは、からだの「自動運転システム」のようなもの。
呼吸、心臓の動き、血液の流れ、消化、体温調節、筋肉の緊張とリラックス…
これらすべてを、私たちが意識しなくても24時間コントロールしてくれています。
自律神経には2つのモードがあります。
| モード | 役割 | はたらく場面 |
| 交感神経(アクセル) | からだを活動モードにする | 仕事中、運動中、緊張しているとき |
| 副交感神経(ブレーキ) | からだを回復モードにする | 食事中、入浴中、眠っているとき |
この2つが、シーソーのようにバランスよく切り替わることで、
「日中はしっかり動けて、夜はぐっすり休める」という健康なリズムが保たれています。
ところが
このバランスが崩れると、からだには思いもよらない変化が起こり始めます。
自律神経が乱れると、からだに何が起こるか

自律神経のバランスが崩れた状態、
つまり「交感神経(アクセル)が踏みっぱなし」になっていると、
からだにはこんな変化が現れます。
からだに出るサイン
- 筋肉が緊張したまま、ゆるまない
→ 肩こり、首こり、腰の重さが「休んでも取れない」
- 血流が悪くなる
→ 手足の冷え、むくみ、肌のくすみ
- 内臓のはたらきが鈍くなる
→ 胃もたれ、便秘、食欲のムラ
- 免疫力が下がる
→ 風邪を引きやすい、口内炎ができやすい
気持ちに出るサイン
- 寝つきが悪い、夜中に目が覚める
- 朝起きても「寝た気がしない」
- ちょっとしたことでイライラする
- やる気が出ない、何をしても楽しくない
- 理由のない不安感がある
見た目に出るサイン
- 姿勢が悪くなる(猫背、反り腰、からだの左右差)
- 表情がこわばる、笑顔が減る
- 呼吸が浅くなり、ため息が増える
こうしたサインは、一つひとつは「たいしたことない」ように見えます。
でも、いくつも重なっている場合は、自律神経が「助けて」と言っているサインです。
なぜ「まだ大丈夫」が一番危ないのか
ここで一つ、大事なことをお伝えさせてください。
自律神経の乱れの怖いところは、
「痛み」としてはっきり出にくいということです。
骨折なら「折れた!」と分かりますし、
ぎっくり腰なら「動けない!」となります。
でも、自律神経の不調は
「なんとなくだるい」
「前よりちょっと疲れやすいかも」
「肩こりが少し重くなった気がする」
この程度なんです。最初は。
だから多くの方が、「まだ大丈夫」「このくらいなら我慢できる」と思って、
からだの声を後回しにしてしまいます。
でも、自律神経の乱れを放っておくと、
少しずつ、でも確実に、からだの不調は積み重なっていきます。
- 肩こりが慢性化して、頭痛が出始める
- 腰の重さが抜けなくなり、ぎっくり腰を繰り返す
- 眠りの質が悪くなり、日中のパフォーマンスが落ちる
- 些細なことで気持ちが不安定になる
- からだが思うように動かなくなり、「老けたな…」と感じ始める
これは決して脅しではなく、
10年間で8000人以上の患者さんと向き合ってきた中で、
実際に何度も目にしてきた「後回しにした結果」なのです。
だからこそ、「壊れてから治す」のではなく、「壊れる前に整える」
つまり、からだのメンテナンスが必要だと、強く感じています。
「からだのメンテナンス」とは、具体的に何をすること?

「メンテナンスが大事なのは分かった。でも、具体的に何をすればいいの?」
そう思いますよね。
車に例えるなら、分かりやすいかもしれません。
車は故障してから修理工場に持ち込むこともできますが、
本当に大切なのは定期的なオイル交換や点検ですよね。
それをしていれば、大きな故障を防げる。長く快適に走れる。
からだも同じです。
からだのメンテナンスとは、「痛くなる前に、定期的にからだの状態をチェックし、整えること」。
具体的には、次の3つの柱で考えていただくと分かりやすいです。
柱① 自分のからだの「今の状態」を知る
自律神経の乱れは、自分では気づきにくいもの。
だからこそ、「第三者の目」でからだの状態をチェックしてもらうことが大切です。
- 姿勢はどうなっているか(猫背?反り腰?左右の傾き?)
- 足のアーチは正常か(扁平足?外反母趾?)
- 筋肉の緊張はどこに偏っているか
- 呼吸は深くできているか
こうしたチェックを定期的に受けることで、
「自分では気づけなかったからだのクセや偏り」が見えてきます。
柱② 足元から姿勢を整え、自律神経が働きやすい状態をつくる
森のくま整骨院が特に大切にしているのが、
「足元から姿勢を整え、自律神経が正しく機能する環境をつくる」というアプローチです。
なぜ「足元から」なのか?
人間のからだは、足の上に骨盤、その上に背骨、さらに上に肩と首と頭が乗っています。
足元が崩れていると、その上のすべてが歪み、
結果として姿勢が悪くなり、呼吸が浅くなり、自律神経が乱れやすくなるのです。
逆に言えば、足元を整えるだけで、姿勢が自然と良くなり、
呼吸が深くなり、自律神経のバランスが回復しやすくなるということ。
これは、施術の場だけでなく、
日常生活の中でも継続的にからだをサポートすることができます。
当院で作製する医療用矯正インソールは、まさにそのためのものです。
仕事中も、買い物中も、散歩中も、
「履いているだけ」で足元から姿勢が整い、自律神経にやさしいからだの使い方ができる。
来院時だけでなく、生活の24時間をサポートできるのが、当院のメンテナンスの大きな特徴です。
柱③ 日常の中に「小さなリセット習慣」を取り入れる
メンテナンスは、整骨院に通うことだけではありません。
毎日の生活の中に、小さな「リセットの時間」を持つことも、
自律神経を整えるうえで非常に大切です。
ここでは、すぐに始められるセルフケアを3つご紹介します。
① 朝の「1分間 深呼吸タイム」
やり方
1. 朝起きたら、布団の中で仰向けのまま、目を閉じます
2. 鼻からゆっくり4秒かけて息を吸います(お腹がふくらむのを感じて)
3. 口から6秒かけて、ゆっくり細く長く息を吐きます
4. これを5回繰り返します
なぜ効くの?
朝は交感神経に切り替わるタイミング。
このとき深呼吸をすることで、交感神経を「急発進」ではなく「ゆるやかにスタート」させることができます。
たった1分ですが、この「ゆるやかなスタート」が、一日の自律神経のバランスに大きく影響します。
② 夕方の「足指グーパー体操」
やり方
1. 靴を脱いで、足の裏を床につけます
2. 足の指をギューッと丸めて「グー」を5秒キープ
3. パッと大きく開いて「パー」を5秒キープ
4. これを10回繰り返します
なぜ効くの?
足の指は、からだのバランスを支える「土台の土台」。
一日の終わりに足指を動かすことで、固まった足のアーチが活性化し、
立ったとき・歩いたときの安定感が変わります。
足元が安定すると姿勢が整い、自律神経にも良い影響が出ます。
③ 寝る前の「足首ゆるゆるタイム」
やり方
1. ベッドに仰向けに寝て、片足を少し浮かせます
2. 足首をゆっくり大きく、円を描くように10回まわします
3. 反対まわりも10回
4. もう片方の足も同じように行います
なぜ効くの?
足首をゆるめると、ふくらはぎ(第二の心臓)のポンプ機能が活発になり、
全身の血液循環が改善されます。
血流が良くなると、副交感神経(リラックスモード)が優位になりやすく、
寝つきが良くなり、睡眠の質が上がります。
「月に1〜2回のリセット」が、あなたのからだを守る

セルフケアを毎日の習慣に取り入れつつ、
月に1〜2回、専門家にからだを整えてもらう時間を持つこと。
これが、自律神経を良い状態に保ち、
「なんとなく不調」を防ぐ最も効果的なメンテナンスだと、
私は10年間の臨床経験を通じて実感しています。
美容院に定期的に通うように、
歯医者さんで定期検診を受けるように、
からだにも「定期メンテナンスの日」を持ってあげてほしいのです。
特に、毎日お仕事や家事・育児をがんばっている方ほど、
自分のからだを後回しにしがちですよね。
「この程度で整骨院に行くのは大げさかな…」
「もうちょっとひどくなったら考えよう」
そう思わなくて大丈夫です。
「ひどくなる前に整える」ことこそが、メンテナンスの本質ですから。
森のくま整骨院のメンテナンスの特徴

森のくま整骨院では、痛みがある方だけでなく、
「壊れる前に整えたい」というメンテナンス目的の方も多くいらっしゃいます。
当院のメンテナンスには、こんな特徴があります。
いきなり施術を始めません。
まずはあなたのお話をじっくりお聞きします。お仕事のこと、家での過ごし方、睡眠の状態、これまで試してきたケア。「生活ごと」理解した上で、一番ムリのない整え方を一緒に考えます。
強く押さない、やさしい施術。
「ソフトだけど、しっかりゆるむ」施術を目指しています。施術中にウトウトされる方も多く、「ほっと一息つける時間」として通われている方もいらっしゃいます。
足元から全身を整えるアプローチ。
足のサイズ測定、アーチのチェック、立ち方・歩き方の確認を行い、必要に応じて医療用矯正インソールを作製。来院時だけでなく、日常生活の中でもからだをサポートします。
あなたの「がんばり方」に合わせた提案。
「毎日ストレッチしてください」のような、続けにくい提案はしません。あなたの生活の中で、無理なくできるセルフケアを一緒に見つけていきます。
院長からのひとこと
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「自律神経」「メンテナンス」と聞くと、
なんだか特別なことのように感じるかもしれません。
でも、本当はとてもシンプルなことです。
「自分のからだの声に、少しだけ耳を傾けてあげること」
「壊れる前に、定期的にからだの状態を整えてあげること」
たったこれだけのことが、
1年後、3年後、5年後のあなたのからだを、大きく変えてくれます。
木更津市・君津・富津エリアの
毎日がんばっている「頑張り屋さん」のあなたへ。
あなたのからだは、文句も言わずに毎日働いてくれています。
だからこそ、月に1回でも2回でも、
「おつかれさま。今日はあなたのための時間だよ」
と、自分のからだに言ってあげる時間を持ってみませんか?
森のくま整骨院は、そんなあなたの「リセットの場所」でありたいと思っています。
いつでも、お気軽にご相談くださいね。
お会いできる日を、心から楽しみにしています。
森のくま整骨院 院長 村山賢 執筆
〒292-0827 千葉県木更津市港南台2-12-3 猪テナントA
完全予約制|ご予約・ご相談は公式LINEから
Instagram: @morinokuma_kisarazu