2021.06.10

バレエと腰痛の関係性。初めてのバレエ教室。

みなさん、バレエ教室って行ったことありますか?

突然すみません、森のくま整骨院の村山です。

 

僕は行ったことありませんでした。なんとなく高貴な感じがして、僕が近寄っていいのか?って感じでした(笑)でも、当院にもバレエをしているクライアントの方が時々いらっしゃいます。そして決まってある症状でやってきます。

 

そう、腰痛です。当然、全部が全部腰痛ではありません。しかし、圧倒的に腰痛が多いのです。ずっとこのことについて気になっていました。そんな時、とあるバレエ教室の先生とお話しする機会ができたのです。

 

カノンバレエアカデミーさんとの出会い

やりとり

以前からインスタグラムで生徒さんたちに積極的に指導されている様子を拝見していました。とても厳しそうですが、生徒思いの愛のある先生。そんな先生も、子供たちが他所で正しい指導を受けることができず、身体を痛めてから先生の元にやってくる状況に悩んでおられました。ある日、先生からインスタグラムのDMが来ました。

 

『一人虚しく奮闘中です!』

 

先生のDMからは現状を変えたい!という強い信念を感じました。しかし、周りにはそういったお話ができる人が居ないようでした。僕も、現状の身体の動きから問題点を分析することはできますが、実際の現場での競技を見たことはありませんでした。

 

そこで、『ぜひ一度お話ししましょう!!』となったわけです。

 

実際の子供たちの動きを見てわかった問題点

さて、早速日程を決め、『カノンバレエアカデミー』さんにお邪魔して参りました。今回は、生徒さんとそのお母さん達も一緒に身体の使い方を検証させていただきました。中に入ると早速先生の元気な声。バレエに一生懸命取り組む子供たち。

 

お邪魔にならないように隅っこ子供たちの実際の動きをじっくり観察しました。なぜ腰痛がでてしまうのか、どこが弱いのか、どこがうまく使えてなのか、今まで見えなかったものが見えてきました。

 

僕たちの目線から見たバレエダンサーの特徴

まずはモニターに資料をうつしながら、論文を元に実際に起こりやすい腰の痛みについて解説させていただきました。

 

  • なぜ痛みが出るのか
  • 痛みがでやすい動きはどういう動きなのか
  • それを防ぐにはどうしたら良いのか
  • 指導者と僕たちの関わり方

 

といったお話をさせていただきました。まずは自分のしている競技は、どういったリスクファクターがあるのか、これからどういった身体の変化が起こるのか、今、どのような身体の使い方をしているのか。といったことを知ってもらいたかったのです。

 

まだ小さい生徒さんには少し難しいお話だったかもしれませんが、お母さんたちは一生懸命メモを取ってくださいました。子供たちが知ることはもちろんですが、親御さんもお子さんの身体の理解を深めてもらう良いきっかけになったのではないかと思います。

 

一人一人、実際に動きを確認してみる。

続いて、基本的な知識を基に、一人一人の身体の動きを確認していきました。確認しては修正。時にはカノン先生の解説と補足を交えながら。

 

恥ずかしながら、僕はバレエの知識について詳しくありません。細かい指導者的観点での動きなどは先生に解説していただき、とても勉強になりました。そうやって一人の指導者と、一人の施術者が真剣に話し合い、少しずつ知識のすり合わせをしていきます。

 

 

動きに問題のある子は、ストレッチやトレーニングなど、具体的な解決策を提示します。そうやって気づかなかった部分、悩んでいた部分を少しずつ理解してもらい、身体の使い方をブラッシュアップしていきました。

 

大好きなことで不幸になる人を減らしたい。

悲しむ女性

今回見学させていただいて、一番に感じたこと。それはみんな『バレエが大好き』だということ。当然のことかもしれませんが、厳しいトレーニングを必要とする競技ですから、当然心が折れてしまう子もいるでしょう。

 

でも真剣な眼差しで先生の指導に耳を傾け、実践する彼女たちはとても楽しそうでした。だから、僕は怪我や痛みで不幸になってほしくありません。カノン先生も僕も思いは同じでした。

 

素晴らしい環境で素晴らしい仲間と共に、素晴らしい演技をしてほしい。みんなが協力して、みんなが幸せになれるように・・・。

 

最後に

今回このような機会を与えてくださったこと、とても感謝しています。ありがとうございました!!!

 

カノン先生にお借りした本を参考にして、より知識を深め、これからも、カノンバレエアカデミーさんの生徒さんたちをサポートして参ります。それでは、また。